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あるクリスチャンの生活

数学屋と物理屋

ネタを書くのはとまりませんね。

数学をやっている人と、物理をやっている人。
(それぞれ、数学屋さんと物理屋さんと呼ぶ。)
なんとなく理系としてのくくりをもたれているんですが、頭の思考がまったく違います。
違う人種なんじゃないかと思うくらい・・・。

さて、数学屋さんは非常に細かいところに気が回る人です。
物理屋さんは大雑把で良いから本質は何なんだ?と考えます。


簡単な例を見てみましょう。

10100円が財布にあったとします。
んで、友達に「いくら持ってる?」と聞かれて、
財布の隅々まで調べて、「10100円かな」と答えそうになってしまう人、数学屋さんです。
(べつに10000円くらいだねって答えてもいいんです、重要なのは正確に調べようとすること)
ここで、お札しか調べずに「10000円くらいだね」って即答する人、物理屋です。

情報処理は物理屋さんのほうがはるかに早いですが、なんとなくな正解だけでとどまり、
数学屋さんはスピードが遅いのですが、非常に正確な答えを出そうとします。


同じような例を。

数学のテストでは、
10000+1=10001
と書くのが正解。

物理のテストでは、
10000+1~10000
と書いても正解。
(「~」って記号は大体って意味です。)


理系の方にはこんな例文もあります。

物理屋:「ねえ、数学屋さん。この3次方程式の解き方が知りたいんだけれど・・・。」
数学屋:「ああ、それだったらn次方程式の厳密解があるから教えるよ。」
物:「いや、3次で良いんだ。n次はとりあえず考えなくていいから。」

数日後

物:「ねえ、数学屋さん。この前教えてくれた方程式の4次の解が知りたいんだけど・・・。」
数:「だからn次のときの厳密解があるって!!」
物:「いや、4次が必要なんだよ。n次なんて要らないからさ。」

以下続く・・・


まあ、根底に流れている方法論はおんなじです。
現象をいかに抽象化するか。モデリングするか?

しかし、数字やイメージという記号を扱う数学の性質上、
妥協できない点が数多く存在するために、非常に細かい議論が必要となってきます。
逆に物理屋さんは現実問題のモデリングなので本質から離れる情報は捨てないと何にもできなくなってしまうんです。


仕事を頼む場合はどっちの方が良いでしょうか?
経験的に言えば、物理屋さんに任せて80%の仕事を終わらせて、
後の20%を数学屋さんがつめていくのがべストです。早くて正確!!
みなさんも周りの友人のタイプを見極めて、適材適所で使ってやってください^^


※ちなみに、人間は個々人違いますので、あくまでもイメージです。
by tsubita | 2006-09-01 20:44 | 物理学についてネタ
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クリスチャンだってがんばってるんだ~。猫+韓国+物理+クリスチャン=??

by tsubita